2004年10月12日
接続要求とその現実
ハリケーン・アイバンで物理的にケーブルの断線、ワークステーションの損傷というトラブルがひと段落ついて、次の要求はインターネットの接続だった。これまで、すでにプロキシを導入してはいたが、全生徒への開放はしていない。それは、ほとんどのクライアントのアンチバイルス・プログラムが、ライセンス切れになっているためだった。AVGというフリーソフトウェアも存在しているので、その問題は解決できるかも知れないとはいえ、この手のソフトの導入は、PCのパフォーマンスを著しく下げる。PCのほとんどは、pentium1又は2で、ハードドライブは多くて3GB、メモリーも64MBがいいところだ。そこまでして、インターネットで何をするか。
1.ゲーム。
2.男子高校生が興味のあるサイトをブラウズ。
3.メッセンジャー(相手はいるのか?)
悲しいことに、この現実は、教師も含んでいる。(教師の使っているPCのお気に入りは、すごいことになっていた(涙))
ただ、この国におけるPCと電話回線の普及率を考えると、コンピュータを触れる機会は学校しかないし、今やパソコン自体インターネットに繋がっていなければ、ただの箱といっても過言ではない。比較的パフォーマンスのよいPCから、接続できるアプリケーションを限定してその門戸を開いてあげたいと思う。これからこの国も一部の地域では、常時接続時代がやってくる。その時のために、ITリテラシーを今から普及させる必要がある。NTCみたく生徒に利用簿でも書かせるか?
- by editor
- at 09:29
編集長のおすすめの一冊!2010
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