2004年10月 2日
一日2コマ
金曜日は一日に2コマの授業を担当している。一コマは理論、もう一コマは実習だ。事前準備のレッスンプラン(*)には、一コマあたり3時間くらいかかる。授業を運営するなかで一番大変な作業だと思う。これが良く出来ていると授業はうまくいき、よく出来ていないと、行き当たりばったりの授業になる。プロでもなく、英語も母国語でない、しかも育ち盛りの15-18の高校生を対象としているだけに、準備しすぎて、しすぎるということはない。普段から授業のことで頭がいっぱいになり、本来すべきホームページの更新や、学校内ネットワークの見直し、PCの修理が後手に回っているのが気になるが、まずは、ここの高校生に慣れることと、生徒がかわいいのでうまく出来るとそれなりの充実感あるから、まぁいいかぁ。
今日の授業はというと、理論系のクラスは普通の教室で、チョークを持って教える。見た目は完全に学校の先生です。外人のしかも、東洋人の先生だけにかなり珍しいらしく教室の外にも見物客もいます。発音が悪いと当然通じないか、揚げ足をとられる(その時の生徒はとても嬉しそうだ)。ただ、もともと声が大きいので、発音の悪さを声の大きさでカバーできているらしい。教科書は必ず生徒に読ませるようにして、発音の悪さのカバーと、授業を一方的ではなく、生徒も参加できるように工夫している。(二本松訓練所での訓練が役立ってます。)
実習の授業はちょっと失敗だった。先週すでに受け持ったクラスであることと、実習だからなんとかなるかという慢心で、レッスンプランを細かく作成しなかったのが結果にそのまま繋がった。ちょっと自分でも分かりづらいなぁとかって思う部分は当然生徒も分かるはずがなく、クラスはザワつき、自分も全員に対して即に適切な解説を出来るほどの英語力はなく、個別に対応するしかなく、授業が終わった時はもうぐったり。
赴任先での教師としての最終目標は自分の英語に自信を持ち、生徒が訂正してくる英語の発音は、「それは英語じゃない、パトワ(ジャマイカ語)だ」と言い返したい。そのためには、毎日の英語学習と綿密なレッスンプランが必要だと思いつつも、今週1週間、ほんとにお疲れさんと自分を褒めて、そろそろ寝ようかなと思う編集長であった。(先週もこんな感じだったよな(笑))
*レッスンプランは、授業中の板書とシナリオを分刻みに書いていく台本みたいなものです。
- by editor
- at 14:21
編集長のおすすめの一冊!2010
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