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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2004年11月15日

隊員活動とジャマイカの発展

自分の活動が、貧困層とお金持ちの格差を拡大してるんじゃないかなぁと思うときがある。貧乏な子供の家に当然パソコンがあるわけもないし、学校も行けない。コンピュータがあるのは、いい学校だけなので、自分が教えているのは比較的援助が不要なジャマイカ人かも知れない。(貧乏な学生もいるけど)
彼らが将来ジャマイカを牽引して景気をよくして、全体的な底上げに貢献していると信じて活動を行うしかないんだけど、来年はもう少し、赴任先だけでなく、広い範囲で活動したいなぁと考えている。

先日同期の隊員が襲われた(無事したが)。しかも事務所のすぐ近くで、比較的安全と言われていたところでだ。今年は、ハリケーンの影響で貧困層は例年より厳しい生活を強いられているという。それで、過去最悪の治安状況になっているという。自分の周りだけで考えると全然実感が湧かないがそうらしい。
今の自分の隊員活動の範囲内だけ考えれば、ここはアメリカの田舎なんじゃないかなって、目隠ししたら分からない。ただ、地方に行くバスに乗るとやっぱりジャマイカは発展途上国なんだなぁって思う。子供は裸足で物売りをしているし、お金ちょーだいってよく言われる。そんな人たちがハリケーンで屋根はとび、畑はめちゃくちゃ、なので仕事を失う。当然観光客も減っているので、景気も悪化しており、物価も上昇。トマトは1個150円と日本よりはるかに高い。悲しい悪循環だ。食べることに困ったらあなたならどうする?時給50円くらいの重労働と無造作に首から吊るされた日本人観光客がもつキラキラしたカメラ(3万円)。
すべてのジャマイカ人が悪い人じゃなくて、生きるって大変なことなんだって思いますが、そこのジャマイカ人!!サボってないで働きなさいって言いたい時も多々。まぁ、日本人は戦後よく頑張ったと思うよ。その辺はお国柄なのかなぁ。ジャマイカ人はアフリカから奴隷として連れてこられたという悲しい歴史を持っていて、どこが悲壮感が漂っているんだよなぁ。レゲイとかの音楽からは何か彼らの希望さえ感じてくる。



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