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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2005年1月28日

ボブも、もう60歳

bob.jpegボブマーリと言えば、日本人でも知っている人が多いと思う。せめて名前だけでも。という自分もジャマイカ来るまであんまり知らなかったんだけど。レゲイの神様と言われ未だに慕われ続けるボブ。代表曲には「One Love」がある。みんな知ってるんじゃないだろうか。34歳という若さで他界したボブの印象はみんな写真のような若い姿じゃないだろうか。そんなボブがもし、生きていたら今年で60歳。ジャマイカ各地でボブに関する様々なコンサートが開かれると言う。平和や、ジャマイカ頑張れっ ていう歌を歌ったボブが今のジャマイカを見たらどう思うだろう。

長く、そしてまとまりのない文章が続きます。時間のある方だけ続きをどうぞ。

殺人事件の被害者は昨年1400人、今年は1月現在で既に140人くらいで、昨年のペースを上回っている。貧困がそうさせているのか。。ジャマイカはイギリスから独立後、経済は衰退の一途を辿っている。産業が未成熟な国に市場経済を持ち込んでもその国の貧困層と裕福層のギャップを広げるだけなんだよね。近く、ジャマイカはアメリカと自由貿易協定を結ぶらしい。アメリカの統計機関によると、それによって、多くの地場産業に従事する女性が職を失うと言う。あーあ、また、貧困か。歌を歌ってもお腹いっぱいにならないかも知れない。ただ、ボブの60歳の誕生日くらい歌を歌って幸せを感じて欲しい。。。。そして、協力隊。。。。


ジャマイカは協力隊事業について特別な地域の一つだと思う。どこに行ってもそうだけど、貧困地域は危険だからである。国の事業として隊員を送り出す以上JICAも、そんな危ないところに派遣したりはしない。なぜなら、協力隊は自衛隊じゃないから。武器も持ってないし、特に武術を身に付けてない。一応カラテマンとして、周辺のジャマイカ人に恐れられているが。。(笑)そう、本当に援助が必要なところに隊員は派遣されていないのが現実で、そこが協力隊事業の国際援助という意味での限界だと思う。だからと言って、自分だってそんな危険なところ行きたい訳じゃないし、命だって惜しい。困っている人を助けてあげられるだけのお金も、技術も、勇気も自分にはない。自分の派遣に関してかかったお金をそっくりそのまま、あげてしまうほうがよっぽど、現地の人は嬉しいんじゃないかと思うことがある。だけど、それも一部正しくて、一部間違っている。物・お金が絶対的に不足している地域には効果的だけど、なんとかぎりぎりの生活をしている地域には短期的にしか効果がでないと思う。空から降ってきたようなお金を計画的に使えるほど、頭が良かったら、きっと発展途上国のままではあり続けてないし、それが出来ないから、発展途上国なんだと思う。それに平等に分配するほど、公平な社会ではないと思うし。協力隊事業の目的の一つに日本の若者の育成もちゃんと掲げられている。そう、そうなんだよな。何が言いたいかというと、自分がこういう環境で何を思って、どういう行動が出来るかってことなんだと思う。直接に誰かを貧困から救ってあげたりは出来ないし、思っていることもうまく伝えられない、持ち合わせている技術で人手不足や資金不足を解消することさえも出来ないかもしれない、だけど、日本人が一生懸命この地で2年間働き、一緒に笑ったりすることが、せめて接した人だけでもやさしい気持ちにしてあげれたらいい。ジャマイカ人がボブマーリの歌を歌って元気を出していた頃のように。歌っていいよな。うん、いい。♪上をむーいて、あーるこーぉよ、なみだがぁ、こぼれないよぉおに♪、あれ、これ暗い歌か。ちなみにこの歌、英語名は「Sukiyaki」って言うんですねぇ。意味が分からん。 おしまい。

最後まで読んでくれてありがとー。





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