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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2005年2月18日

重度障害者施設訪問

yogofeb162005.jpg養護隊員の二人が来月末に帰国する。その最後のワークショップに参加したかったが都合がつかなくて残念だった。翌日の重度障害者施設訪問に参加させてもらった。
二人は僕の中では、これぞ協力隊って感じの人たちで、毒がなくひたすら前向きに、明るい、そしてすごいパワーで仕事をする先輩隊員である。彼らが帰ってしまう前に、その意思とノウハウを伝授してもらうため、そして自分の刺激のためにここに来た。

二本松訓練所に居た時、所外活動で3回軽度障害者の授産施設でボランティアをしたことがあったので、その最初に受けた衝撃はなかった。施設利用者の年齢層は10歳から35歳くらいまでで、ジャマイカでは彼らのような人たちへの養護教育が確立しておらず、半ばほったらかしにされている状態である。「教育」というと算数や英語となってしまい、体育とか音楽とか、体で感じるような教育は軽んじられている。
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訪問時間は9時から12時までの3時間で、歌、ドラムセッション、沖縄舞踊、体操、組体操、日本文化紹介をした。音楽は特に盛り上がり、施設利用者は笑顔で音楽に合わせてくれて、それを見て幸せな気持ちになった。彼らは、僕らが来ることがとても楽しみだったらしく、いつもより笑っていたという、そして、職員の人も自分の手を離れ、客観的に彼らの笑顔を見られたのか、最後に、「来てくれて本当にありがとう」と代表の挨拶があったときは、ちょっと感動した。あー、こういうところに助けが必要なんだな。また来たいなと思った。ジャマイカのお家事情もある、例えば予算がなくて、職員が雇えないとか、だから、こういうところへの活動はボランティアにしかできないことなんだと再認識した。施設訪問のようなアプローチと、技術移転というワークショップ型アプローチ。自分の今後の活動はこの2本立てだと「よいヒント」を得た。

施設利用者は、人の表情を良く見ている。だから、こちらが笑顔じゃなきゃ、相手もつまらない顔をする。歌は、笑顔で。いいことしてるせいか、自然に笑顔がでて、自分自身楽しかった。
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組み体操は、日本文化だなぁと再認識。いや、男のロマンかな。笛が鳴ると気を付けをし、そして、走り出す。年代を超え、日本の小学校体育教育が海を渡った瞬間だった。みな、男の顔になっているため、施設利用者からのウケは悪かったが、職員や日本人には、かなり好評だった気がする。
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