2007年1月27日
なぜ走るの?
なぜ走るの?とよく聞かれる。実を言うと自分でもよく分からない。走っていて楽しいの?とも聞かれる。自分で言うのもなんだが、走っていてもそんなに楽しくない。でも走りたいんだ。それだけの気がするが、今日走りながらぼんやりとなぜ走るのかを考えてみた。
やっぱりダイエット?
走っているとシェイプアップしている気がする。体に溜まった腐敗物が汗となって体から出ていく。1時間も走ると汗もかくし、弛んだ頬も引き締まる。
自分への挑戦か?
長距離は完走を目標にすれば自分との戦いだ。長く走れば走るほど、悲しいかな弱い自分が現れる。苦しければ苦しいほど自分と対話ができる。自分がどんなに弱い人間か思い知ることになる。自分に打ち勝つことが出来ても出来なくても、ゴールの後のお酒はおいしい。
それとも哲学者への道か?
走ることそれ自体は退屈な作業だ。退屈なだけにいろんなことを考える。昨日のあの話し方はまずかったなとか、あそこのパスタは茹ですぎだよなとか、やっぱ幕末の日本人は熱かったなとか、空気がよどんでいるなとか、どうでもいいことから日本の将来まで考える。
空気と同化
走っているとある時点で周りの空気と同化しているような錯覚に陥る。空気を吸っているのでも、吐いているのでもない。不思議な感覚だ。
考えてもなぜ走るのか説明できるほどまとまっていないが、これからも走り続けるだろう。違う土地にも行って走りながらその空気を吸うだろう。空を見上げるだろう。人の優しさに触れるだろう。
- by editor
- at 21:52
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