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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2007年6月10日

国境の南、太陽の西

村上春樹著、「国境の南、太陽の西」を読んだ。自分に何かが決定的に欠落していていて、それが何だがわからない。それを埋めるという目的だけに、空に浮かぶ雲を目指してただ上り坂を登っていくだけという人生もあるかもしれないな。

毎日畑を耕すロシア人の農夫。ある日突然その男の何かが失われて、畑を捨てて、太陽を西へ、西へ進む。太陽の西には何もないのに。

国境の南には、「いずれ」があるかもしれない。太陽の西には「いずれ」はない。



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