2008年3月 9日
変わっていく風景と変わらない風景
僕がはじめて、竹富島(たけとみじま)に行った時。
町並みは石垣と瓦屋根の家々が、そして道路はアスファルトではない、砂利道。南国の風景がそのまま残されていた。太陽はすでに高く、日焼けした肌を南風がそっと包んでくれる。島は観光バスで効率よく回ることも、レンタサイクルで一気に駆け抜けることも出来るが、歩いてこのゆっくり流れる時間を感じたい。
竹富島は、この景観を保つために島をあげて努力している。この変わり行く日本の中で、選んだ道とは言え、その厳しさを想像してみた。
観光客の自分に出来ることといえば、その努力に敬意を払うこと、そしてたった一つ思うことは、また竹富島を訪れたい。
のんびり歩いていると、三線(さんしん)の音色が聞こえてくる。
ノシ、ノシ、ノシ。
ノシ......... (止まったのかな?)
牛さんは、自分の体重をつかって、荷台に15人以上の観光客を乗せ一歩一歩進む。
- by editor
- at 22:12
編集長のおすすめの一冊!2010
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