2008年3月12日
問題を解決し業績を向上させるのはモチベーション
機会があって、トヨタ流業務改善研修に参加した。トヨタを世界トップクラスにした業務改善は、「KAIZEN」という英語になったことが世界に認められた証でもある。
トヨタの業務改善の定義は、
業務上の問題を発見・解決することにより、既存業務の実効性を高める一連の活動
として、トヨタ生産方式では、
ムダを「付加価値を高めない各種現象や結果」と定義し、この無駄を無くすことが重要な取り組みとされる。
(例:作りすぎのムダ、待ちのムダ、運搬のムダ、在庫のムダ、動作のムダなど)
まず、業務改善に着手するには、「理想」と「現実」のギャップを理解しなければならず、そのギャップを「問題」とするようだ。理想なきところに、問題なし。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」 理想を設定するという文化が無い限り、業務改善は進まないようだ。
トヨタ流なぜなぜ5回法
トヨタでは、なぜなぜ、なぜなぜを繰り返して業務改善をしているという。正直それで本当に改善するのか疑問に思った。そこで、尋ねてみた。
「業績が上がらない人がいるが、なぜなぜ、なぜなぜをトヨタ流でするとどこに行き着くのか?」
そうすると、答えは、モチベーションだった。じゃあ、モチベーションを上げるにはどうすればいいのか、そう聞くと、それは、アナザーストリー(別の話)ということで、続きはもっとお金を払ってねということだった。
まとめ
小さな改善を積み重ねて、業務改善の組織文化を醸成せよ。
その上で、理想の設定をして、問題発見し、問題解決力を向上させる力をつけよ。
なんてことはない意識改革が重要なのだ。モチベーション(動機づけ)をどのように高めるか、それを引き出すインセンティブをうまく使えば組織は強く出来るだろう。
インセンティブはお金だけではない。尊敬や、やりがいもそれだ。もっと詳しくインセンティブを勉強し、実践することが重要だ。
- by editor
- at 20:26
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