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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年3月17日

鏡の中の物理学


ノーベル物理学賞受賞者である朝永振一郎の「鏡の中の物理学」を読んだ。第一刷発行は1976年で古い本である。数学を専攻していた友達に、「量子力学」について教えてと言ったら、これを読めば、と言われた。

量子力学がなんであるかもわからないので、量子力学がなんであるか聞いたのだが、これを読んで、量子力学がなんであるのか、なんとなくわからないことが、わかった。

おそらく、どこかで専門に学んだ方でないと、「wikipedia」や「はてなダイアリー」を読んでも??だろう。

ただ、この本を読めば、?の数は減るでしょう。解説も併せて読むと科学に対する理解が少し深まるかも知れません。たったの131ページ。週末だけで読めてしまいます。

本書は、物理を専門としない一般向けに書かれおり、最後の章の裁判仕立ては面白い。オススメです。

素粒子の位置運動量同時に両方を正確に測定することができない

素粒子が動いているとすると、そこにあるとは言えない、ということで、全ての物質が原子からできているならば、全ての物質が微妙に動いていて、そこにあるとは言えない、と言えるかも知れない。

量子は、ある条件において、自分自身が不可分な身でありながら、2つの窓を同時にくぐったりすることができるジョーカーのような存在で、これを説明するのは、どうしても我々が住んでいる世界、仮にこれを常識的な世界とすると、常識的な説明は難しい。そこで時間軸とか、多次元とか数式を用いて説明せざるをえない。ここから先は、かなり専門的(非常識??)になるので、理解したいとは、僕には到底思えないが、この領域は、世界最高の頭脳を持った科学者を惹きつけてやまないようだ。



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