2008年3月18日
持続可能に必要なもの、それは健全な危機感
機会があって、(株)りそなホールディングス会長 細谷英二氏の講演を聞いた。細谷氏は、国鉄改革の主要人物で、赤字体質だった国鉄を持続的黒字経営のJRにした男である。国の機関だった国鉄の体質を改革するための苦労話は、山崎豊子の「沈まぬ太陽」を読んでいるときに受けた感動が蘇ってくるのを噛みしめながら耳を傾けた。
講演の内容は、「国鉄改革」・「りそな再生」から学ぶ組織活性化であり、大学の教授から聞くような体系だてた面白い話ではなかったが、経営者のトップとして改革に成功し続ける男の、成功の秘訣の一端を聞けた気がした。
ここでも強調されたのが、変化への対応である。
一番強いものが、生き残ったわけではない。
一番賢いものが、生き残ったわけではない。一番変化に対応したものが、生き残ったのだ。
「進化論」のダーウィンより
細谷氏からの組織活性化の提言
一. 現場力を高めろ
一. 頑張った人へ正当な評価をしろ
一. 頑張らなかった人には厳しい評価をしろ
一. ほめる仕組みをつくり、企業文化を変えろ
一. 業務プロセス改革を永遠に続けろ
- by editor
- at 20:38
編集長のおすすめの一冊!2010
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