2008年5月26日
洞爺湖
東京は27度の夏日で半袖で札幌千歳空港へ。しかし、東京とは10度も気温が違い、北海道へ来たことを文字通り肌で感じた。
週末マラソンを走るために洞爺湖までやって来た。
天候は残念だったが、それはそれで、濃い霧から現れる洞爺湖の中島の風景は、まるで水墨画のように神秘的で美しい。
7月は洞爺湖サミットが開かれる。会場は写真のウィンザーホテルで、かつては一見さんお断りの完全会員制ホテルで、南フランスのミシュラン3つ星レストランが、ウィンザーホテルに開店したことで、フランス料理を味わうためだけに、全国から洞爺湖へ来るほどの有名なホテルだった。
しかし、バブルの崩壊とともにその経営スタイルは、今日のように庶民に開かれ、一大観光名所になっている。自分もせっかくなので、寄ってみた。寄ってみる人の多くは、ウィンザーホテルのロゴが入った何かをお土産に買うのだが、どれも高いので、パンを買って帰る人が多いらしい。
洞爺湖の近くには、有珠山と昭和新山という火山がある。小学校のときの、見学旅行のコースである。未だに煙が昇っていてものものしい。
洞爺湖には、前日入りで万世閣というちょっとお風呂がいい感じの温泉ホテルに泊まった。レイクサイドビューで湖を一望できる。洞爺湖ではロングラン花火といって1年のうち180日間毎夜花火を打ち上げている。ホテルから間近でゆったりと見れるので、かなり素敵だ。一方、環境サミットと言われる洞爺湖サミット開催の地で、花火を打ちまくるのは何事かという意見もあるらしい。残念で悲しいことだが現実だそうだ。町興し、文化、環境問題。いろいろ考えなければならないことは多い。
- by editor
- at 22:42
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