2008年6月11日
北京動物園から頤和園(いわえん)へ
北京動物園から頤和園(いわえん)への移動は、水上バスで行くことができる。途中までは、動物園の入場料に含まれているので、なんとなくお得だ。
1時間に一便間隔で、50人載くらいなので、10分前には乗船口に向かいたい。
頤和園(いわえん)の予備知識。
中国北京郊外の頤和園は12世紀に造園が始まり、清朝末期に西太后が完成させた総面積290万平方メートルの庭園。数百年かけて平地に湖(昆明湖)を掘り、その残土を盛り上げて山(万寿山)を築いた。中国皇室庭園の文化と歴史を伝える傑作として1998年世界遺産に登録された。
西太后は18歳の時、清朝第九代咸豊帝の側室として、紫禁城に入り、男の子を産んだことから権力の座へとのぼりつめた。第十代同治帝、第十一代光緒帝の時代、実際には皇帝以上の権力をもって頤和園に暮らしながら48年間に渡って垂簾聴政を行った。
西太后は頤和園に暮らし、毎日側近を引き連れ舟遊びをし京劇を楽しんだ。庭園は、皇帝や西太后が政治を行った政務区と普段暮らした生活区。そして、万寿山の上は西太后の信仰の場、宗教区とに大別され総計100を越える建築群がある。
万寿山の山頂の宗教建築の中には西太后が厚く信仰していた観音仏が安置されている。生涯政争に明け暮れ次々と政敵を殺害したとされる西太后は死後、観音様に生まれ変わる事を願った。
出典 TBS 世界遺産
- by editor
- at 18:31
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