2008年6月18日
天壇公園
北京は、見所が満載だ。世界遺産に登録されている天壇公園がある。明の時代の英知を結集して建築されたもので、中国建築の最高傑作の一つと言われ、見ごたえがある。
北京の地図を広げると、故宮を中心に東西南北に日壇、月壇、天壇、地壇というのが配置されているのがわかります。「壇」とは皇帝の祈祷所のこと。中でも天壇は、自らを天の子、天子であるとする皇帝が、天帝を祀るための最も重要な場所でした。
出典 NHK 世界遺産の旅
祈年殿は、皇帝がその年の豊作を天に祈願した場所。28本の柱からなり、中心の4本が四季を表し、その周りの12本が方位を、その周りの12本が時刻を表すそうでその時の天文学等を駆使して建てられた。
天壇は、かつて民衆が立ち入ることが出来なかった神聖な空間は、今は、公園として開放され、太極拳をしたり、お弁当を食べたり、寝転がったり、蹴鞠のようなものをしたりと、人々の憩いの場となっている。
残念ながら人が多くて、正面から写真を写すことができなかった。中は、豪奢で荘厳だ。中国には、「天人合一」という、大地や天を敬い信仰する文化がある。皇帝は、毎年、冬至の日に、皇帝が一年の出来事を天に報告した。
- by editor
- at 23:32
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