2008年6月27日
西安(シーアン)の月
ちょっと早めの夏休みをとります。ロマンの砂漠・シルクロードの旅に出かけます。
6.29 日曜日 東京→西安
6.30 月曜日 西安→(飛行機)→ウルムチ
7. 1 火曜日 ウルムチ→(列車)→トルファン
7. 2 水曜日 トルファン滞在
7. 3 木曜日 トルファン→(寝台列車)→敦煌
7. 4 金曜日 敦煌滞在
7. 5 土曜日 敦煌→(飛行機)→西安
7. 6 日曜日 西安→東京
西安はJALの直通便が成田から1週間のうち日曜日のみ飛んでいます。なので、西安へ安く、便利に行くには、日曜発、日曜帰りの7泊8日にしなければならず、翌日の社会復帰は栄養剤が欠かせなくなりそうだ。
シルクロードへの入り口として西安を選んだ。西安の滞在時間は長くないが、西安の月を見ながらお酒を飲むのも、いとおかしかと。
天の原
ふりさけみれば 春日なる
三笠の山に いでし月かも
(こんな感じ)
中国の夜空のムコウに、月が出ている。日本を出航する前、航海の無事を祈った春日の三笠山
あの時見た、三笠山から昇りでた月と、同じ月なのだなあ。
阿倍仲麻呂という日本人が698年に中国留学した。頑張って勉強したので、語学のハンディも乗り越えて当時最難関の公務員試験を優秀な成績を修めて、高級官僚となったのだ。その後も、優秀だったため、皇帝が気に入り、なかなか帰国が許されなかった。異国で過ごす阿倍仲麻呂。故郷への思いは増すばかり。時間が過ぎ、帰国が許された。
しかし、悲しいもので、帰りの船が暴風雨に遭って南方へ吹き飛ばされたため、結局帰国を断念せざるを得なかった。そんな阿倍仲麻呂が、絶望の思いとやはり諦められない故郷への思いがにじみ出てくるような歌です。
- by editor
- at 18:31
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