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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年7月19日

アンケートを設計する

生活をしていると至る所でアンケートする機会がある。僕はアンケート自体あまり好きではない。しかし、ビジネスではどうしても実施することが避けられない時がある。市場調査、意識調査などがそれで、何かを実施した時、その評価をするには何らかの数字が必要となる。インターネットなら検索ワードであったり、デパートであれば会員カードであったり、顧客と接触する時、ビジネス上できるだけ多くの情報を収集したいのだ。

では、そのような接点がない場合はどうすべきか。セールスマンが聞き込み調査をするか。それもいいだろう。他には...と考えていくとその一つにアンケートが挙げられる。

冒頭で僕はアンケートが好きではないと触れた。おそらく多くの人は好きではないだろう。15年ほど前にテレビCMの電話アンケートを受けた時、テレホンカードを贈ります、と言われ、回答したことがあったが、当時でさえ、何で電話番号を知っているのかとかなり訝しげであった。

さて、とにかく、アンケートを実施しなければならない。本人が好きとか嫌いとか言える立場ではない。やるからには、あるいは、アンケートをしてもらうには、そこから何かを導き出さなければならない。

どうすべきか。どうやらアンケートの設計は専門的知識が必要なようだ。

一般的に、アンケートに回答する我慢の限界は20分だと言われる。それを超えるとデタラメな回答になることが多く、15分程度で答えられる量が適切である。

アンケートの基本としては、

調査目的に照らし、合理的な質問を行うこと。アンケートは、何らかの仮説をもって実施することが重要なため、その仮説を検証できるような構成にならなければならない。

・アンケート実施者の連絡先を明記する
・アンケートの目的を明記する

回答者のプロフィール(背景)によって、質問に対する反応に傾向が見える可能性があるため、属性を答えてもらう。
・性、年齢、職業、役職、既婚、未婚、住所、現住所の居住年数、家族類型(単身、両親同居)、住居(持ち家、賃貸、社宅)、年収など

新規導入アンケートのような場合は、
・興味・関心の度合いをはかる
・接触後の希望、具体的行動についてはかる
・一番ふさわしいコンタクト手段をさぐる

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【参考】
○アンケートの設計と実施、分析方法
http://www.tuat.ac.jp/~k_miyake/page1.pdf
○アンケート設計はビジネスプロセス構築そのもの
http://blogs.yahoo.co.jp/mr_osamin/528992.html

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アンケート(仏:enquête)とは、質問調査の事。元々は対面による会話なども含めていたが、現在は調査研究の方法として、質問紙法をさす場合が多い。社会調査の手法の1つとして知られている。アンケートという単語は英語ではなくフランス語であり、英語表記ではQuestionnaireになる。

複数の人に対して、同じ質問をする事で、比較できる意見を集める事。さらに回答も定型化する事で、意見を明確化するという目的がある。

例えば、政治的な事柄をインタビューすると、人によって理解の仕方や表現が異なり、かつあいまいで細かい比較が難しいのが普通だ。しかし定型化した質問と回答選択肢により、回答を比較できるようになる。

又、ちょっとした言い回しによって反応が変化する質問でも、定型化する事で、安定した回答が得られるというメリットもある。その特性を生かし、一斉配布やコンピューターによる質問などにも活用されている。

不特定多数への質問だけではなく、専門集団の意見を整理するために使うという形も調査ではよく見られる形である。例えば、雑誌業界団体が、発行回数や販売方法など多様な雑誌の実態を整理した会員録を作る場合、アンケートによる調査が必要になる。

誰でも簡単に実施できる反面、集計した数字の解釈を誤解せず、正しく理解するには、世論調査や統計学の知識が必要になる場合も多い。調査の経験や目的なども作成上必要となる場合が多い。何を質問して何を知るという計画がないと、分析しても実態を理解出来なくなるからで、アンケートの作成についての専門的知識が重要になる。

また、一部では意図的に結果を操作し、実施者が主張する、あることに対する支持がさも多いように見せかけるアンケートが存在するとの主張がある。




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