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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年8月16日

君について行こう


向井千秋(宇宙飛行士)の夫、向井万起男著のエッセイである。奥さんが宇宙飛行士を目指し、宇宙に行くまでが描かれている。どういう人が宇宙飛行士になって、どういう厳しい道のりを歩むのか面白おかしく描かれていて好感をもてる。庶民的な内容に仕上がっていて親しみやすいが実は著者はお医者さんというそのギャップも感心する。


向井千秋

日本人女性として最初の宇宙飛行士。慶應義塾大学医学部卒。医学博士

個人的には、NASAの宇宙飛行訓練が非常の興味深かった。あらゆるトラブルを事前に想定して、訓練プログラムに取り込み、2年間以上に渡って訓練するのだ。最近は部下の育成などに興味があって、大学院でGBS理論を勉強したが、このNASAの訓練はまさしくそれではないか、そういう視線で読んでもおもしろい。







向井 千秋
[1952― ]

宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))所属の日本人宇宙飛行士。5 月6日、群馬県館林(たてばやし)市生まれ。日本初の女性宇宙飛行士。1977年(昭和52)慶応義塾大学医学部卒業、88年同大学医学博士号取得。 1977年より同大学医学部外科学教室医局員として、大学や病院での診療に従事。同大学医学部外科学教室助手を務めていた85年8月、宇宙開発事業団(NASDA(ナスダ)。現、JAXA)のペイロードスペシャリスト(搭乗科学技術者、PS)に、毛利衛(もうりまもる)、土井隆雄とともに選ばれる。同年11月NASDAに入社。92年に実施された第一次材料実験(FMPT=ふわっと'92)では、バックアップPSとしてアメリカ航空宇宙局(NASA (ナサ))マーシャル宇宙飛行センターで地上支援を行う。94年7月、スペースシャトル「コロンビア号」にPSとして搭乗。第二次国際微小重力実験室(IML‐2)計画が実施され、微小重力科学分野、ライフサイエンス分野、宇宙医学分野などに関する82のテーマの実験を行った。また98年10月、再度PSとして「ディスカバリー号」に搭乗。1962年2月に初の地球3周飛行を成功させたグレンJohn H. Glenn(1921― )らとともに無重量下での免疫、筋力や睡眠の低下など、宇宙環境での老化の研究を行った。2004年9月よりフランスのストラスブールにある国際宇宙大学の客員教授。

出典:日本大百科全書



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