2008年9月 3日
モカ【Mocha】
イエメンで世界の子供たちのために働く友人がいる。日本語の活字に飢えているだろうと書籍を送付したら、お礼にモカ・コーヒーを送ってくれた。
(ちなみに、さきに書籍を送ったが、先方にはまだ届いていないようだ。あるいは先方の国には届いているかもしれないが、本人には届いていないようだ。ジャマイカでもそんな感じだった。)
モカと言えば、スターバックスのカフェモカでも馴染み深いが実は、遠い遠い中近東のコーヒーなのだ。それもイエメン。
モカコーヒーは、フルーティーなアロマと、強い酸味が特長で、比較的高価なモカ・マタリはストレートで飲まれることが多いが、エチオピア産は、ブラジルなど苦みの強い豆とブレンドされることが多い。特に苦みの強い、ジャワ産のロブスタとのブレンドは、モカジャバとして親しまれている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モカは、港町の名前らしい。これだけ有名なコーヒーなのに、本当に町は廃れているのだろうか。今度友人に聞いてみよう。
Mocha
アラビア半島南部、イエメン共和国南西部の港町。紅海南部の東岸に位置する。中世以来、モカ・コーヒーの名で知られる良質の南アラビア産コーヒーの積出し港として栄えた。1614年、オランダがインド洋貿易の拠点として商館を設置し、最盛期は人口 6万を数えるイエメン第一の港であった。しかし19世紀には衰退し、その地位は北のホデイダ、南西のアデンに奪われた。かつての繁栄の跡はいまはなく、人口も数千人程度に減り、町は瀕死(ひんし)の状態にある。
出典:日本大百科全書
イエメン共和国
いえめんきょうわこくRepublic of Yemen
アラビア半島の南西に位置する共和国。北はサウジアラビア、東はオマーンと国境を接し、南はアラビア海とアデン湾、西は紅海に臨む。南北イエメンに分かれていたが、1990年5月22日に統一を果たし、イエメン共和国となった。総面積は52万7968平方キロメートル。人口1458万7807(1994センサス)、1830万(2000推計)。首都はサヌア。公用語はアラビア語。住民の大部分はアラブ人イスラム教徒で、スンニー派は平野部に、シーア派系のザイド派やイスマーイール派は高原地帯に多い。
出典:日本大百科全書
- by editor
- at 19:34
編集長のおすすめの一冊!2010
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