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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年10月 7日

ノーベル物理学賞 日本人3氏同時受賞

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、08年のノーベル物理学賞を、米シカゴ大の南部陽一郎名誉教授(87)=米国籍▽高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の小林誠名誉教授(64)▽京都産業大理学部の益川敏英教授(68)の日本人3人に授与すると発表した。

10月のこの時期はノーベルウィークといって日本人に受賞者があれば、心躍るイベントだ。ノーベル賞受賞インタビューを聞いていると、

Q.受賞した感想は?

A.おどろきました。

という具合なのだが、それもそのはず、30年とか、50年前の論文(仕事)が評価されるのだ。例えば、自分の5年前の仕事ですら、評価されたって、普通、あぁ、そうですかという感じだろう。むしろ何をいまさらと思うかもしれない。まぁノーベル賞クラスなので、率直に「驚いた」ということなのだろう。

他に必ずアナウンサーが聞く質問で気になるものがある。

Q.この研究は何に役に立つのですか。

去年のハードディスクのような受賞はともかく、研究というのはそもそも具体的に役に立つというものではない。特に基礎研究はそうだろう。そうではなく、自然への人間の挑戦、ロマンに近いと思う。その中で、社会に還元できるものもあるし、そうでないものもある。人間の知への純粋な好奇心、そういう世界が「研究」なのである。

社会への還元は、企業が「商品化」を前提とした、研究開発を行っている。



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