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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年11月25日

イノベーションは止められない

先日、六本木アカデミーヒルズという森ビルの40階にある会場で「イノベーションは止められない」というセッションに参加した。楽天社長の三木谷 浩史氏とドコモiモードの父で現在はニコニコ動画の「黒字化担当」として活躍する夏野剛氏という豪華登壇者で会場はほぼ満員。夏野氏の人を惹きつけるトークで1時間30分のセッションはあっという間に終わってしまった。入場は無料で六本木という立地、アカデミックな雰囲気でかなり有意義で楽しかった。

「イノベーションは止められない」というテーマの裏には「イノベーションはとめてはならない」というメッセージがあり、そこには政府からの規制(レギュレーション)を消費者視線で打ち破ろうというものだ。そこで、三木谷氏の「それでも、水は低いほうに流れる」という言葉が印象的で、どんなに権力が既得権力を守ろうとしようとも、消費者視線のサービスが自然の力によりそれを打ち破るだろう、打ち破らなくてはならないというものだ。

トップダウンの規制は、一部のものによって作成される。彼らにとってそれは意味のあるものと信じて疑わないが、広く多くのものにとって有益な規制であるためには、広く意見を取り入れなくてはそれは難しいだろう。多様性というやつだ。例えば、世代であったり、男女であったり、国籍であったり。

誰もが変化は望まない。今日の延長上に明日があって欲しいと誰もが願うだろう。しかし、考えて欲しい。自分も変われば、相手も変わる。自分が変わらなくても、相手は変わる。今の自分のもっている座標軸を固定して、世界はおろか、もっと近い友人や、家族を理解できるだろうか。

きっと覚悟が必要なんだと思う。それは、「常に変化するものだ」という覚悟。そして、変化を前提として、消費者の立場を徹底的に追及し、どんなものがあれば、みんなが楽しくなるのか、そういうイノベーションを作っていこう!、それをやってみるリスクをとろう!と夏野氏が会場を熱気に包んだ。

時代を牽引する男たちのメッセージは会場に十分伝わったように思えた。



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