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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2008年12月23日

今年の年賀状はどうしますか

年賀状を書かなくなって10年くらい経つだろうか。そもそも人生で1年に50枚以上の年賀状を買ったこともない。書かなくなってから5年くらいで1通も来なくなりました。引越しを繰り返したこともあるけれど。その背景には、電子メールの普及もあって、気軽にやりとりできるようになり、電子上で済ます人も多くなったのか、ここ数年、全国で年賀状の減少が毎年1億通に及んでいたとか。

お歳暮だの、年賀状だの形式だけの鬱陶しさがあったのだけども、全部止めてしまうと、その文化のよさに気づくものです。たとえば、電子メールならば、いとも簡単に送信できるため、相手に「思いやり」というか、「手間=温かさ」を伝えることはできません。手軽さゆえに、ついつい後回しになり、普段疎遠になっている方に一年のご挨拶をする機会が減ってしまいました。それは、電子メールは、機能として年賀状の代替にはなり得るも、本来の年賀状の機能は果たしていないような気がします。

ここ数年、「やっぱ年賀状は年賀はがきだよね」、という雰囲気の漂いを感じます。日常生活でもあまり挨拶が得意ではないことが30代中盤に来てようやく認識できてきた今日この頃のわたくしは、今年は年賀状を出してみようと思います。

2008年、ミクシィ年賀状など、すばらしいサービスが開始され、一丁年賀はがきを出してみるか、とそれが理由で再開する人がどれだけいるかは疑問ですが、とにかく私は年賀状を出そうと思いました。

当然のことながら誰に出すかを考えていると、そもそも友達の本名を知らないことに気づきました。携帯電話のアドレス帳には、苗字だけか、ニックネームで登録しています。また、電話番号、携帯のメアドはわかっても住所はわりかません。ここからスタートするだけ、疎遠な友達とのコミュニケーションが始まるのです。

「年賀状送りたいのだけど、住所教えて」

なんとなく本末転倒な感が否めませんが、そういう価値観や文化ということで、納得してくれる人は返事をくれ、それがアドレス帳となります。

さて、年賀状といえば、筆まめ君とか、いろいろあるのですが、ここでも日本郵政グループの危機感からか、サービスが充実していて、なんと年賀状ツールキットが無料配布されているのです。それには、アドレス帳も実装されていて、宛名をきれいに印字することもでき大変便利です。


ミクシイ年賀状も日本郵政グループが持ち込んだ企画で、年賀状ツールキットの充実など、賛否両論はあるものの、郵便局民営化による健全な危機感のよい側面がこのようなサービス向上につながったのではないかと思うのです。



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