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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2009年5月18日

フライ,ダディ,フライ


「GO」で直木賞を受賞した金城一紀の『フライ,ダディ,フライ』を読んだ。2005年に岡田准一主演で映画化されている。あっという間に読めてしまう休日の午後や飛行機の待ち時間にぴったりの小説だ。平凡な人生を送ろうとしていたオジサンに降りかかる試練とそれを乗り越えていく様子が痛快に描かれている。

読み終わった後、体を鍛えたくなる小説です。

仕事を言い訳に暴飲暴食によりメタボが気になり始め時に読むのもいいかもしれないです。通常年齢を重ねる度に経験値が増え失敗も少なくなり、守るべきものも多くなるので自分の守備範囲のみで生活する、自分の限界にチャレンジしなくなるものです。長い人生の中で自分の守備範囲だけ守っていれば1点差のリードを守りきれるでしょうか。仮に逆転されるような事態が起こったとき、守備範囲のみでしか生活できなくなってしまった自分はただただ立ち尽くしてしまうことでしょう。そんな事態は小説やテレビや他人事であって欲しいと願うばかりです。

登場人物の「半径1m以内で生きていくだけのヤツなのか?」という声が記憶に残る。

オススメです!!



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