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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2009年6月21日

阿修羅展のすごさ

阿修羅展」東京会場閉幕 総入場者数は94万6172人 [出典:朝日新聞]

「歴女(れきじょ)」は歴史好きの女性を表す名詞で最近よく聞きますが、この阿修羅展、平日から大行列の盛況ぶりで平成館で2009年3月31日(火)~6月7日(日)という約100日の開催期間を単純に割り算すると1日当たり9,461人が来場したことになります。入場料をここでは簡単に1000円とすると約9億4000万円の入場料収入になるわけです。

これってすごいですよね。ではなぜ、こんなに阿修羅像が人気だったのでしょうか。

「360度から見られることはたぶんもうないのではないかと思って、楽しみにしてきました」
と展示方法に相当な工夫が施されている、学芸員・アキュレーターの手腕が大きいようですが、もうひとつ、阿修羅像が「イケメン」だったので女性ファンに受けたのでは、と分析する人もいます。

そしてテレビなどで多く取り上げられた広報効果が大きいと思いますが、インターネット上ではどのような戦略があったのでしょうか。なかなか面白い取組みをしています。

インターネット上では阿修羅ファンクラブというサイトが立ち上がっていて、阿修羅好き有名人が阿修羅について語り合えるオンラインコミュニティが開設されています。しかも阿修羅バッチという特典も作っていて、その特典をつけている人同士は、知らないもの同士でも、いきなり込み入った阿修羅話ができるという仕掛けです。

これはなかなか成熟した仕組みで、ひとつのインターネットを使ったマーケティングモデルだなと思いました。



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