2009年7月12日
屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション3
江戸川乱歩賞の小説はよく読んでいる。面白い小説ばかりで信頼できる賞だ。しかし、江戸川乱歩の小説を読んでいなかったので、夏休みの読書感想文的な感覚で読んでみました。
江戸川乱歩
江戸川乱歩は本名:平井 太郎(ひらい たろう)。筆名はアメリカの文豪エドガー・アラン・ポーをもじったペンネームなのだ....
エドガー・アラン・ポー
1841年に発表された小説『モルグ街の殺人』には探偵のC・オーギュスト・デュパンが登場し、史上初の推理小説と評価されることが多く、その後の推理小説の発展に寄与した。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
このベストセレクションには短編探偵小説の屋根裏の散歩者と暗黒星が収録されていて、どちらも名探偵「明智小五郎」が登場し、密室やトリックなどを明快に解き当てて行きます。江戸川乱歩の作品は大正、昭和の初期、戦後がそれらの時代背景ですが、とはいえ古いのは言葉だけで、犯人の動機や苦悩などは現代にも通じるものがあり、違う時代を生きる読者をぐいぐいと引き込む名作です。
- by editor
- at 09:09
編集長のおすすめの一冊!2010