2010年4月12日
竜馬がゆく①
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」面白いですね。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を最後に読んだのは2007年2月で、もう3年も前の話です。だいぶ忘れてしまっていたので、ドラマが続いている間にもう一度読みなおそうと思いました。一巻の62ページで竜馬は旅について面白いことをいっているので紹介します。後に京都を戦慄させた岡田以蔵とのやりとりです。
(金とはむずかしいものだ)
正直なところ、うまれてこのかた金に不自由したことのない竜馬にとって、これは強烈な経験だった。あれだけの金で男が犬ころのように平つくばるとは、はじめ考えてもいなかった。
(旅は世の中を教えてくれる、と兄はいったが、これも修行の一つかな)
この後も竜馬は自分が納得できる考えを求めていろんな人に会いに行きます。薩摩と長州をまとめた竜馬の交渉力を支えたのは、旅で得た様々なひとの出会いだったのではないでしょうか。
- by editor
- at 18:47
編集長のおすすめの一冊!2010