2010年6月27日
自分の組織に適したプランは何か -東アジア通貨危機から学ぶ
僕の職場ではプロパー職員の他に外部から複数年契約で専門的なスタッフを招いて一緒に仕事をしています。その他コンサル会社からプロジェクトごとにコンサルタントが入り、さらには特定の業務を外部から業務委託として職員が派遣され、事務などは派遣会社から派遣社員が来ており、さまざまなバックグラウンドをもった方たちで構成されています。細かい作業から、営業の最前線、さらに企画の中心までプロパーの職員以外の方で仕事をしているのです。一昔までは考えられませんでした。
外部のプロフェッショナルな人たちは経験もあり専門知識も豊富、頭もいい。しかし、彼らの提案がすべてうまくいくわけではありません。やはり環境や人間関係、職場全体の雰囲気や協力関係、さまざまな要素が絡み合い、プロフェッショナルな方々のいた環境が暗黙の前提で提案された至極まっとうな提案だけが正解ではありません。プロパーの職員は、彼らから学び、いろいろな条件を勘案して、自組織に適したプランは何か、判断する力を身につけなければなりません。
僕は今、「途上国の開発政策」という放送大学の科目を学んでいますが、11章の「東アジア通貨危機を申告にした原因」で示唆にとんだ内容が記載されていました。