2011年3月31日
つらすぎるコンチネンタルブレックファストと待望のEnglish breakfast
ロンドンに到着して1週間が経ちました。落ち着くべき家にいろんな解決しないといけない問題があってなかなか入居できません。まだ1週間だけど、こんなに時間がかかるとは思ってませんでした。賃貸探しの苦労話については別の機会に書きます。
さてホテル生活がすでに1週間、さらにもう1週間は確実。物価が高いので正直日本のビジネスホテルを200年くらい古くした建物みたいなところしか選択できなかったんですが、一応朝食がついているんです。日本で旅行代理店を通じて一番安いプランで予約しました。その朝食はコンチネンタルブレックファスト。これがストイックなんでよ。とても。伊豆の修善寺で出されるような感じ。ようは、トーストにオレンジジュース。終わり。トーストにオレンジジュース、トーストにオレンジジュース。これが7日続きます。このメニューだけならまだいい。それはおなかがいっぱいになるので、それだけで満足だし、オレンジジュースがついているんだから、それだけで幸せじゃないかと言われたら、そのとおりですと答えます。本当のきつさは、こうです。
まず、朝食堂に行くとホテルの従業員に朝食券を渡します。そうすると、従業員は、「Continental, Next room」といいます。なるほど、隣の部屋だなと思い、サンキューと言って過ぎ去りますが、Next Roomに行くには、なんとEnglish Breakfastが食べれるメインルームを通っていかなければならなく、そこにはベーコンとか、ソーセージとかおいしそうなメニューが並んでいるのです。それを横目に見ながら質素なコンチネンタル朝食用の部屋に行くのは1日や2日だけならいいんだけど、7日も続くとなんとなくコンビニで買おうかなと弱気になってきます。そこはストイックに通いましたよ。ここにストイックになることに意味があるのかは置いといて。
賃貸の契約に戸惑っている間に予約した日数は過ぎてしまいホテルに延長の滞在を御願いしました。プラス5泊。そうすると1泊あたりの値段が日本で予約したときより高かった。交渉もできませんでした。やっぱ日本のエージェント料金はそこそこ安いんだと思いました。翌朝もストイックに朝食に通うと、ホテルの従業員は笑顔で、Anywhere(どこでもどうぞ)といいました。
心の底から何か暖かい喜びがジワジワと湧き上がってきて、頭はすぐに回転し始め、ということは、温かい朝食が食べられるってことかとニヤケてしまいました。そう、ソーセージ、ソーセージと胃袋がナイフとフォークで音を鳴らしているかのようです。
朝からそんなに食べれる方ではないですが、ついつい欲張って、ソーセージとベーコンをこれでもかっていうくらいに盛って席につきました。そしてソーセージをほおばる。。。。。
あれっ
なんかちがくない。。。
もう一本ほおばる。。。。。。
まさか、ソーセージがぼんやりしている。ぼんやり。。
どういう表現がただしいかよくわかりませんが、ソーセージがぼんやりしているんです。日本人のソーセージはドイツのシャウエッセンのパリっっていうあの食感となかからあふれ出るあのジューシーな感じ。でもイギリスのそれは、ぼんやりしているんです。それでいてボディブローのように効いてくるこの油っぽさ。
喜びのあまり大盛りに盛ってしまったソーセージを食べきるのもストイックさが求められました。
今日もまた、おいしいイギリスを求めてロンドンの街を歩きます。
- by editor
- at 07:43
編集長のおすすめの一冊!2010
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