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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2011年5月22日

英国で奥さんが出産します。その2

前回GP登録をしに行ったところまで書きました。次に出産をする総合病院を決めるためにGPに行きます。そこで紹介状を書いてもらうために簡単な問診がありました。かなり気の抜けたおっちゃんで

「健康な患者が一番好きなんだ、よってお前は健康だよな?」というような会話が何回かあった。大丈夫かなー?と思いながら問診が終わり、

「この後どうしたらよいの?」的な質問をしたら、こちらの不安を察したのか、紹介状をFAXするとこまで確認するからそこで待ってろ的なことをつぶやき、一生懸命FAXのマシンをいじくっていた。事務の人も無関心を装っているところをみると、さてはドクター、職場で結構寒いお立場では?と同情した。2分後に満足げに、

「見ろ。送ったぜ!」と言って部屋に戻っていった。あとはその病院から手紙が来るはずだから、待てばいいとのこと。

「いつ?」と聞いたら、「さぁ?」という感じ。英国は郵便事情が不安定なので、手紙のアポは嫌な予感がするなぁと思っていたが、3日くらいで出産予定の総合病院ROYAL FREEから住所の確認の電話が来て、アポ確認の手紙も送られてきた。運がよかったのか、こういうものなのかよくわからないが、英国での出産の第一関門は突破した。

英国の病院では無料で医療を受けられる上に、通訳もつけてくれる。日本語の通訳なんてこの国でつけられるのかなぁと半信半疑だったが当日なんと本当に日本人の方がやってきた。RoyalFreeが派遣会社を通じて雇っているらしい。すごいシステムだ。その通訳さんも仕事がほしいので、無料だからドンドン利用してください的なことを言っていた。ところが担当のMidwife(助産師)は通訳を頼む事務書類記入がかなり面倒くさく、自分に有給をとって同伴しなさいとかなり強めに言ってくる。どうりで今日の検診で1時間しかないから早く話せ的なことを言っていたのは、通訳の雇用時間を気にしていた、延長すればまた、事務仕事が増えるという事情がありそうだ。そうとわかれば、お互いの理解はスムーズだ。

最初の検診では、尿検査と血液検査。血液検査の結果は、また来てほしいとのことだった。これにも通訳がつけられる。Midwifeの検診はおそらく出産まで自宅近くのクリニックで行われるようだ。担当のMidwifeはクリスというが、彼女がいろいろなクリニックに出張して診断しているっぽい。なかなかのシステムだなと感心した。

追記
問診の内容は、この国ならではのいろんな背景の質問があります。日本では考えられないびっくりする質問から、とてもプライベートなものも含むので、通訳は英語のできる友達や知り合いよりは、守秘義務のあるプロがいいのではないかと思います。そういった意味や、語学が理由で不利益なサービスにならないようにという多様化の進む英国らしい通訳サービスなのではと想像をめぐらせました。






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