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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2011年7月11日

奥さんが出産します。その5 出産当日。

17時ころに仕事をしていると陣痛が10分間隔になった、と電話が入った。仕事を切り上げて家に戻る。長い一日に備えてまずは夕食。病院は8時まで売店があいているが、出産の部門は出入りが制限されるので食料は事前に買い込んでおいた。結局あんまり食べなかったけど、精神的サポートのためにあったほうがいい。

19時に陣痛が5分間隔になったので病院に電話する。するとまだ早すぎるので3分間隔になってから来なさいといわれた。

20時に3分間隔になったので向かう。どういう手続きかまったくわからなかったが、事前にマタニティユニットツアーに参加していたのでそれっぽいところに行って、助産師に事情を説明すると、ベットを指定され、そこで検査。検査後、本当の陣痛はしゃべれる余裕はない。子宮口(cervix)も1cmしか開いていない。出産には10cm必要(この状態を英語で、fully dilated と呼ぶ)という理由で家に帰ることをススメられる。自分は家が近いから仕方ないかなと思っていたが、妻は家に帰っている余裕はなく、ここに居させて欲しいとリクエストすると、家族は帰ることを条件につけられた。英語がわからないので、僕は特別許可された。一人じゃとても不安だと思う。強い陣痛が来るまで出産後のベットで待機。

22時。駐車場のチケットの時間が切れていることに気づく。この国に来てからすでに3回も切符を切られている。こんな重大な時期になんだが、やっぱり車のことが気になる。助産師に出産のときは駐車代は無料だと聞いていたが、とたずねると、まだ出産のタイミングじゃない、と路上駐車をすすめられる。路上駐車は深夜は無料だけど、夜が明けるとまた駐禁の対象になる。しかたないか。陣痛で苦しむ奥さんをおいて、駐車上探しにでる。幸運にもすぐみつかったからよかったんだが。

26時。陣痛が半端なくなり、タブレット上の痛み止めをほしいと助産師に言う。そうするとどれがいいのか、数種類の品名を言われるが覚えられない。強力なやつとそうじゃないやつがあり、そうじゃないほうをもらった。結局それは利いた。おしりに注射を打つタイプでタブレットではない。どこかで英語を聞き間違っていたようだが、結果オーライ。

28時。陣痛がひどくて何度か行ってみたがなかなか取り合ってもらえなかったが、今度は本当だった。この英語を言った時助産師の目つきが変わった。

She feels like to PUSH.

これはいかんとあっという間に、Labour wardに移る。ここは一人一部屋でとてもよい環境だ。ここでも僕は駐車場が気になり聞いてみると24時間のフリーチケットをくれた。これをセキュリティにもっていき、本当のチケットをくれる。最初の1時間分は支払う必要がある。

その後20時に無事出産に至るが、経験的に子宮口が4cmが一つの目安のようだ(英語でestablished labourという)。陣痛がたとえ1分間隔でもだめだ。そして10cmがPUSHの時期。4cmから10cmはかなり長いが、Labour wardに入ってからはかなり手厚いサービスだった。

出産後3日目に退院。3日目の朝に家に帰りたいか?と質問されYESといえば退院。NOといえば、居たいだけいられるそうだ。3食ご飯も出て快適だが、やっぱり家が一番だね。



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