Search

  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2011年9月26日

A part of America

今日は日米交流ヴォランティアのボブさんにLAのいろんなところを連れて行ってもらった。ボブさんは9回も日本に行ったこともあり、文化を深く理解しようとしている方に見受けられた。よって観光地は好きではないらしく、僕のリクエストが観光地ばかりだったのでひょっとすると失望させてしまったかも知れない。「どこ行きたい?」と聞かれたら観光地しか思い浮かばない。観光地すら思い浮かばない。これが僕の現実。(開き直るのはもっとよくない)

今回の旅行で「一番驚いた」また「しっくりきた」という表現がいいのか。とにかく一番何かを感じた一日だった。

まずは、ロサンゼルスの人口は380万人。そのうち白人が50%で、あとはヒスパニック30%、黒人17%、アジア人13%くらいらしい(ボブさん情報)。全米の50%がアジア系というのだから、日本人が持っているアメリカン人というイメージとは大きく異なるだろう。

僕は18年前(バブルの頃)に初めてアメリカに来たのがL.Aだ。懐かしさがある。

人口の構成はここ数十年で大きく変化している。その象徴はかつてプレステージのあった通りは廃れ、過去の栄光として知る人ぞ知るということだ。Little tokyoもそうだ。今でも商業地区だが、治安はよくなくなり、寂しい。ヤオハンにはお世話になったが今はオーナーが違う。人口構成の変化で街は変る。当然のことだ。でもその目で見なければ伝わらない何かがある。

ロサンゼルスで国際交流の議論は無用に思った。世界中の人が気候の良い、そしてプレステージのあるL.A.を目指して行き来しているのだ。特にメキシコは近い。

なぜ来るのか?

それはメキシコの生活より、もっといい生活が待っている、と思うからだ。そして実際いいんだろう。それが人口構成に現れている。またコリアンタウンもかなり大きく感じた。そこら中、ハングル語の看板だらけだ。チャイナタウンはそれ以上に発展している。自分の国よりもっといいものがある、だからやってくるんだという説明には何かしっくり来るものがあった。逆にL.Aの日本人が減っていることについては、日本の生活がもっとよいから来ないという分析も成り立つ。そして興味深いのは、日本人は現地に溶け込もうとする傾向があるようだ。2,3世はアメリカ人と結婚し、方々に散らばっている。L.A各地に日本スーパーはあるが、固まってはないという。

治安はどうか。

治安はギャング同士のトラブルはあるが、一般市民は巻き込まれないらしい。また移民は受け入れられており、人種差別のトラブルもない。というか、差別は法律で禁じられており、トラブルになるという。少なくても表向きのトラブルはない。ここがスゴイと思った。下層ではなにかぐるぐると渦巻いていそうな気がするが、うまくやっているともいえる。地価がいまだに上がっているし、景気もいいそうだ。悪い面は気候がいい分ホームレスが多いそうだ。不法入国しているひとが、アメリカ人のやりたがらない仕事をしているんだと言い訳にするそうだが、彼らがやらなければアメリカ人がやるだろう。そうだと思った。


ダウンタウンは移民の町

中心部は移民の姿が多い。中心部に住んでいた人は郊外に行ったという。そしてこれは受け入れられている。というかこれが現実。そしてこれが A part of Americaだ。すごい国だと思った。



Bookmark and Share


編集長のおすすめの一冊!2010

comments

comment form

(BLOG Tokyo にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

comment form