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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2011年9月 4日

Kew Gardensのベンチとファンドレイジング

キューガーデンを歩くと至るところベンチがあります。そのベンチの多くには銘板が貼られています。寄付をしていただいた方への謝意をあらわしているのです。寄付→ベンチ→銘板というと誰でも考えれると思いますし、日本でもいろんなところで行われていますが、僕の中でなにかしっくり来ていませんでした。なにか、名前を売る、広告スペースなような気がして変な感じがしたのかもしれません。それがパブリックであればあるほどそういう感じがします。

今日、キューガーデンで赤ちゃんを連れて散歩し、休憩のときにベンチに座り、その銘板に気づきました。

Do rest awhile as she often did to gain thoughts and pleasure for these tranquil gardens cannot fail to give the same to you in great measure.

Fond memories of our beloved

Antonitta and Decio Nicolini




このキューガーデンを愛した人たちが、まるでその後もそのベンチで庭をみながら休息を楽しんでいるようにも思えます。いつもこのキューガーデンに通い、そしてそこで創られた思い出、記憶、そういったものを大事にしているんだなと思いました。

寄付はキューガーデンにとっても約25%の収入でとても大事です。ライフタイムの長期的な関係構築がこのような一見短絡的なベンチファンドレイジングを別のものにしているです。年次報告書をみると、その一部としてボランティアの参加、リテンション率をとても大切にしています。リタイア後、キューガーデンでボランティアとして働く、企業のボランティアディで来る、さまざまなボランティアのステアリングの重要性に着目している点も注目です。

Kew Gardens年次報告書
http://www.kew.org/about-kew/our-work/annual-report-accounts/index.htm




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