2011年10月 2日
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
村上春樹の世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドを読んだ。前回読んだのは2007年3月 2日だ。時間が流れ、自分も読み手としての立場は変わった。心に残ったものと残らなかったものが違うところもあるし、同じところもある。
いったい誰が公正さなんてもとめているというのだ。誰も公正さなんて求めていない。そんなものをもとめているのは私くらいのものだ。しかし公正さ失った人生になんてどれだけの意味があるのだろう。(下巻 p334)
人は生きる意味を求め、悩みもがく。そんな悩みがない世界、きっと素敵だろう。いやどうだろうか。そんな葛藤が、そして明日への決意がカッコイイ。
いいソファに座ってみたいな。
- by editor
- at 07:50
編集長のおすすめの一冊!2010
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