2011年11月 2日
利益相反から見るイギリス社会
先日香港英国通算で36年金融・不動産業界で働いている方とお会いした。その方のイギリス社会の仕組みに対する見方は明快で「利益相反」からすべてのルールを説明されていた。実利を優先する社会において利益相反がルール化されていないと長期的なValueは最適されないという長年世界をリードしてきた英国の知恵と経験が仕組みに生きているという印象を僕は受けた。そうかもしれないし、違う考えも当然あるだろう。オープンネス、フェアネス、アクセスビリティ、コーポレートガバナンスなどあらゆる取り組みもこのような背景をみずに、先駆的な取り組みとして日本に導入するのではたぶんうまくいかないだろう。あるいは利益相反からものごとを見れば、世界の動き、そのルールを理解できれば日本の、日本人の伸びシロはまだまだある!と勇気付けられた。
- by editor
- at 06:20
編集長のおすすめの一冊!2010
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