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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2012年1月11日

コミュニケーション空間デザイン 合意形成 本音と建前

あけましておめでとうございます。2012年もどうぞよろしくお願いします。年始早々思ったことを書きます。


先日、日本のデールカーネギー*じゃないかと僕が勝手に思った方にお会いした。いやぁ、話はとても面白かったし、自身をDesktopフィロソフィからon-siteフィロソフィと位置づけるなどかなり現場で活躍されていて、経験が伝わってきました。

僕は最近仕事で、Visionを先に設定して、中間の指標となる数字を設定する手法を仕事で用いています。以前受講したセミナーでマーケティング的な要素を自分なりにアレンジしたものです。必ずしもVisionに到達できるわけではありませんが、到達するまでに道のりを大事にしたいと思っています。

最近仕事で失敗した例があります。日本人論における「本音と建前」です。自分が使っているマーケティング的な手法と「建前」はコミュニケーション開始前にある程度の相互理解がないと不本意な「衝突」すると実際学びました。失敗の後、いろいろ何がまずかったのか考えましたが、先日お会いした方の話を聞いて開放された気がしました。

On-siteフィロソファー曰く、

利害が対立する、あるいは一致しない2者を向き合わせない空間のデザインが合意形成の中で重要だ。それは会議室であれば椅子の並び方であり、資料をどこに置くのかも重要。さらに、席は後ろのほうからしか埋まらないので、最初から人数分の椅子を用意せず、立ち見が出たら後列に椅子を追加する、などだ。一つの資料を両者が見て、その資料についてコミュニケーションをさせる工夫、両者が空間の中で物理的に衝突しない工夫が必要だ。
また、インターネット空間は匿名性という理由によらず、合意形成には利用しない。なぜならば、文章の強弱は完全に受け手(読み手)の解釈に委ねられるからだ。
さらに、利害関係のない第三者、たとえば中学生などを入れるとよい。子供の前で大人はわがままばかりを言いづらく、よい意味で建前が何度繰り返されると、それが本心へと移行することも促せるからだ。

僕は会話の内容を再度思い返す。頭の中でゲーム理論のマトリックスに条件を埋めていく。
僕のロスとゲインは何か、相手のロスとゲインは何か。疑心暗鬼が囚人のジレンマを引き起こす。共有、共感など相手の情報を開示するための様々なアプローチを丁寧にやって行こうと、2012年の年初に思いました。

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*デールカーネギー ...僕のおススメ図書。心が疲れたなぁと思うときに読むとよいです。交通事故の人数より、精神病の人数のほうが多いのに、なぜ社会は交通事故の削減のほうにばかり力を入れるのか。



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