2012年3月26日
究極のスチュワードシップ
このエントリーはCURRENTS-CASE-の記事からの私訳で紹介するものです。
寄付はお金だけが全てではない。少数だが遺体を医学のために寄付する人たちがいます。このような寄付がアカデミックにあったとき、この意味することは次世代のドクターや他の医療関係プロフェッショナルを育てることに貢献するということです。
医師にたずねれば、仮に10年も前のことだったとしても鮮明にその授業での経験を思い出すことでしょう。
ある医学系の学校では寄付者の家族が訪れることが出来る場を提供することで、寄付者への敬意を表しています。昨年ミシガン州立大学は寄付者が埋葬される墓地にメモリアルウォールを建立しました。オーストラリアシドニー大学では穏やかな庭園に記念の噴水を設置した。一方記念式典を実施する大学も出てきている。ミネソタアナトミーメモリアルサービスはその中でも最大と思われ、2011年式典では2000名を超える出席者があって、聖歌隊、バイオリン、ダンス、詩の朗読、寄付が可能にした研究発表などが催された。
このアイディアは医学生から生まれたもので、最初は学生と教師のみで1994年に行われたが、1997年には寄付者の家族も招待されるようになった。次第にこのプログラムは遺贈プログラムへと発展し現在は一般へもオープンになっている。寄付はこの10年で180件から453件へと増加している。
この式典に参加して、これこそが希望だとこころを決める人もいるという。人が感謝と尊敬をもってもてなされ、覚えていてもらいたいと願っているのではないでしょうか。
From CURRENT MER 2012
- by editor
- at 23:04
編集長のおすすめの一冊!2010
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