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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2010年2月14日

「人は確実に得する」にひき付けられる

最近よく目にするのは、初年度無料とか、最初の2週間無料とかの有料が前提のサービスプロモーションだ。提供側は、入り口の敷居をできるだけ低くしてサービスを体感してもらい有料になっても「まあいっか」さらには「ヘビーユーザー」になってもらえることを期待している。だから初期費用としてコストのプロモーションフィと割り切っているのだが、近頃は消費者も賢く無料だけで受け取って次のステージへ進む人は少ないようだ。消費者の視点から言えば、支払うのは自分の個人情報だけ。逆に言えば、プロモーションフィを使ってでも企業は個人情報がほしいということなんでしょう。

2010年2月13日の日経プラス1では「無料を活用していますか」というネットリサーチの結果を掲載していました。

「一定額以上購入すれば送料無料で買いすぎたことは」 ある68% ない32%
「初回や初年度無料。有料になっても使い続けたことは」 ある36% ない64%
「ビールやコーヒー、1杯無料。つられて入店し、出費がかさんだことは」 ある23% ない77%

マクドナルドでコーヒー無料を一時やっていましたが、どんな効果だったんでしょうね。コーヒーならまだしも、ビール一杯だけ飲んで帰るってどんな人なんでしょうか。

さて、NIKKEIプラス1で紹介された心理学の専門家によると、

人は確かなことにひき付けられる。
例えば「100%の確率で50円もうかる」という話と「90%の確率で100円もうかる」
という2つの話を並べれば、確実に儲かる前者を選ぶ傾向があるらしい。



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