2009年6月30日
1Q84を読んだ
村上春樹の「1Q84」を読みました。美しく、悲しく、象徴的で、対照的かつ多義的な世界がそこに描かれています。村上春樹はエルサレムでの授賞式で構築されてしまった社会システムの中で、個人が流されずに自分の考えをどのように保ちつづけることができるか、ということについて語っています。そして、この小説で、小説家として物語を通じてこのことについて語りかけているように、僕は感じました。そして何かしらのものを受け取った気がしています。
読売新聞のインタビューで、どれだけの数が売れるかということよりも、どのように伝わったかが重要と話したことがとても印象的でした。
オススメ!!です。