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2012年11月 8日

University of Leedsのファンドレイジング

先日University of Leedsのアラムナイリレーションズオフィサーとお会いする機会を得た。いいスーツをまとっていましたよ。全学の同窓会組織を立ち上げたのは5年前だそうで、この領域に猛烈に力を入れているそうだ。5年前までデーターベースといえばスプレッドシートだったというのだから、親近感を覚えるが、この5年の成長ぶりはすさまじい。組織は32人からなっているので、英国大学の中でも「中の上」ではないだろうか。卒業生の寄付率を聞けばまだはじめたばかりだが、19万2000人いる卒業生のうち7000人だということで、3.6%。これはよい数字ですよ。たった5年でここまでとは。マガジンに対する考え方を聞いたが、郵送は莫大なお金がかかるが、今のところ止めるつもりはないそう。プロモーションの意味もあるが、コンタクト・コネクションの側面も強いとのこと。ネットワークレセプションで込み入った話は出来なかったが今後の動きにも注目です。

2012年7月17日

Newcastle Universityのファンドレイジング

先日Newcastle Universityで12年間ファンドレイザーをやっていて、Major Giftを担当している方に会いました。小さな部署で16人のスタッフのうち、3人はファカルティ(教員ですね)、ファンドレイザー・アラムナイ担当が8人、データベース担当5人で構成されています。データベース担当は、一人が入力担当、二人がデータベースアナライザー(分析する人ですね)、一人がプログラマーだそうで、外から購入したものではなく、インハウスで開発したものだそうです。

Factsとしては、卒業生の寄付率は2%程度で、この数字は英国のスタンダードとのことで、よくやっていると言われているのが、僕も以前訪問したことのあるBristol大学の6%です。

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2012年5月16日

pro bono(プロボノ)・ボランティアのマッチングサービス

pro bono(プロボノ)・ボランティアのマッチングサービスに関するMETROの記事を私訳で紹介します。


チャリティ先進国の英国においてさえ、不景気により1年に300団体のチャリティが閉鎖の危機に追い込まれている。この状況をなんとかするべく、先日pro bono(プロボノ)・ボランティアのお見合いスタイルのWEBサービスが開始された。Goodwill Exchangeのサービスでは、法律家、マーケティングスペシャリスト、会計士のようなスキルを無償で提供してくれる方とチャリティをマッチングさせることを目的としている。

この設立者によると、「スキルがあり教育を受けていて、現在特定の職についていないキャリアからステップアウトした女性が近年増えており、彼女らはチャリティに与えることができる時間がある」と確信している。

「誰かを助けるために、己の人生を捧げる、たぐいまれな人たちがいる。私たちは彼らを支えなければいけないし、かれらを退場させてはならない。」

毎年110億ポンド(約1兆4千億円)の半分近くが、161,649団体もあるチャリティのうちたったの901団体にのみ寄付されています。(小さな団体にとってはますます不利な状況です。)

原文はこちら

2012年4月10日

イギリスの休眠口座活用案 -Big Society Capital

4月4日英紙報道によると、キャメロン首相はチャリティへの投資を促進するため600百万ポンド(約780億円)ファンドを発足することを発表した。この600百万ポンドの内訳は400百万ポンドが休眠口座の活用、200百万ポンドが金融界からの投資という。同首相は世界初のチャリティ投資マーケットを作り、かれが掲げるBig Societyというコンセプトの最初の一例にしたいようだ。このBig Society Capitalは、チャリティがお金を借り易くし、福祉労働プログラムや、囚人の再定住プロジェクトなどのパブリックセクタープロジェクトで利益を出せるようにし、これらを運営する団体を勇気付けることにある。さらに政府は事実上このようなプロジェクトで効率的に運営をできる団体は限られていて、その委託先が限定されていることがいつも争点となるので、それを回避したい狙いもある。

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2012年3月28日

Giving White paperのExecutive summary

今回はHM Government2011年5月に発行の「Giving White paper」のExecutive summaryを私訳で紹介します。あんまりうまく翻訳できなかったですが、なんとなく伝わるレベルにはなっていると思います。
(原文はこちら)

私たちはこれから2年間でボランティアとソーシャルアクションに£40million(52億円)を投資します。Social Action FundとChallenge Prizesが寄付をもっと簡単にそしてもっと魅力的にするモデルを支援します。Local Infrastructure Fundがチャリティとコミュニティグループへのより効果的な支援を届けるための追加支援を提供します。

寄付をもっと簡単にする(Maiking it easier to give)
・寄付を毎日の生活にフィットさせる支援
→金銭の寄付の新しい方法を促進する。たとえば、カードで寄付する際の「ATM寄付」や「Round Pound」などの少額寄付スキームと試験的な自己管理型のボランティアプラットフォームの支援。

・Better information
→新しいフィランソロフィーUKWebサイトに投資し、現在・将来の篤志家へのボランティアデータベース構築によるもっと広い情報アクセスを可能にする。
→携帯電話を使った時間の寄付の新しい機会提供

・Removing barriers to giving
→お役所仕事の削減(すいません、意味が全然わかりませんでした。)
Reducing Criminal Records Bureau (CRB) checks and the Vetting and Barring Scheme to common-sense levels, and working with Lord Hodgson's review of red tape to reduce bureaucracy.
→ボランティア経費手当ての増加をこの予算の中に盛り込みます。

寄付をもっと魅力的にする(Making it more compelling to give)
・新しい税制上のメリット
→以下の場合に相続税を36%に減少させる。財産の10%またはそれ以上の不動産をチャリティに寄付、または、著名な芸術作品を国に寄付した場合。

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2012年3月26日

究極のスチュワードシップ

このエントリーはCURRENTS-CASE-の記事からの私訳で紹介するものです。


寄付はお金だけが全てではない。少数だが遺体を医学のために寄付する人たちがいます。このような寄付がアカデミックにあったとき、この意味することは次世代のドクターや他の医療関係プロフェッショナルを育てることに貢献するということです。

医師にたずねれば、仮に10年も前のことだったとしても鮮明にその授業での経験を思い出すことでしょう。

ある医学系の学校では寄付者の家族が訪れることが出来る場を提供することで、寄付者への敬意を表しています。昨年ミシガン州立大学は寄付者が埋葬される墓地にメモリアルウォールを建立しました。オーストラリアシドニー大学では穏やかな庭園に記念の噴水を設置した。一方記念式典を実施する大学も出てきている。ミネソタアナトミーメモリアルサービスはその中でも最大と思われ、2011年式典では2000名を超える出席者があって、聖歌隊、バイオリン、ダンス、詩の朗読、寄付が可能にした研究発表などが催された。

このアイディアは医学生から生まれたもので、最初は学生と教師のみで1994年に行われたが、1997年には寄付者の家族も招待されるようになった。次第にこのプログラムは遺贈プログラムへと発展し現在は一般へもオープンになっている。寄付はこの10年で180件から453件へと増加している。

この式典に参加して、これこそが希望だとこころを決める人もいるという。人が感謝と尊敬をもってもてなされ、覚えていてもらいたいと願っているのではないでしょうか。

From CURRENT MER 2012


2012年3月 8日

QRコードは生き残れるだろうか

アメリカの大学生はQRコードを使うのかという調査がありました。QRコードの使い方はわかるが、使うことにほとんど興味がないという結果がでています。調査は全米24大学キャンパスから534名の学生が対象としたものです。

81% の学生がスマートフォンをもっています。

80% の学生が以前QRコードを見たことがあります。

21% の学生がサンプルQRコードのスキャンに成功しました。

75% の学生がQRコードを将来スキャンしないだろうと言っています。


僕も昔の企画でQRコードを何度かやってみたけど、まぁなんとも評価しがたいですね。もっと簡単ならきっと違ってくるんだと思います。

リソースはこちら(QR Codes Go to College http://www.archrival.com/ideas/13/qr-codes-go-to-college.

2012年3月 1日

ファンドレイジングUK気まぐれ日記をつけることにしました。

英語にも少しづつ慣れてきたので「ファンドレイジングUK」というカテゴリを作って日記をつけることにしました。最終的にはHigher Educationのファンドレイジング事情までカバーするつもりですが、そこに至るまでにいろいろな資料や人に出会うのでその様子なんかも書くつもりです。不定期で気の向いたときに書き、気の向いたテーマを少しづつ蓄積していきたいと思います。

今回はHM Government2011年5月に発行の「Giving White paper」の冒頭を翻訳します。
(原文はこちら)

まえがき

英国は寛容な国である。国中で、毎日のように、人々は誰かのために時間とお金を寄付している。そのことを祝福することから始めることは正しいし、そのことから私たちの社会はどれだけの恩恵を受けてきただろうか。

ファンドレイジングUK気まぐれ日記をつけることにしました。の続きを読む