2013年1月18日
The blue plaque scheme
The blue plaque schemeは1866年に始まったスキームですが、何のことだか想像してみてください。僕はロンドンの街をふらふらと歩くの好きなのですが、ふと民家やオフィス(とはいってもレンガ造りで歴史的な建物が多い)に青くてまるーい看板があるのです。
ジミーヘンドリックスここに住んでいた。
と。
僕は想像します。ジミヘン。まずあの曲を。そして、あぁ、ロンドンに住んでいたのかぁ。いいところに住んでるなぁ。
とか、まぁこんな感じです
次にここを通るときは友達にジミヘンはここに住んでいたんだよと。この看板は観光資源でもないし、この家の前でジミヘンのCDを売っているわけでもないんです。だけど150年たった今もこのスキームは続いているのです。
当然この取り組みはロンドンが世界を代表する人々を惹きつけた力をあらわし、ロンドン市のプロファイルを上げることになりますから、ロンドン市などが主なスポンサーです。でもフィランソロフィに近いでしょう。このプレートを作るのに約10万円、1年で6個くらいのピッチで製作しているそうです。世界的有名な人がロンドンで何をし、どこに住んでいたのか、そういったロンドンとのつながりを調べるリサーチ業務に膨大な時間をかけるのでしょう。この不景気で常勤のリサーチャーが二人削減されてしまうそうで残念ですが、民間の会社からスポンサーの申し出が多数あったようです。でもこの事業はフィランソロフィで将来も残ってもらいたいなと思いました。
The blue plaque design
http://www.english-heritage.org.uk/discover/blue-plaques/about/design/
Hendrix, Handel and Horatio... Why we need to keep London's blue plaques
http://metro.co.uk/2013/01/14/hendrix-handel-and-horatio-why-we-need-to-keep-londons-blue-plaques-3348658/
- by editor
- at 07:42

編集長のおすすめの一冊!2010
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