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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2010年3月30日

ファンドレイジングが社会を変える

鵜尾雅隆著「ファンドレイジングが社会を変える」を読みました。僕もJICAという国際機関、まぁ大きくはNPOで、青年海外協力隊員としてジャマイカに2年派遣されていて、非営利的な社会貢献活動を行っていました。現地での活動は、JICAが支援してくれいたので、僕は現地で生活費のことを気にせずに社会貢献活動に専念できたわけですが、何か社会を変えたい!と強く、そして熱い善意の気持ちがあっても、背に腹は代えられないので、結局そういう思いがある有能な人がいても、民間の営利企業に流れるか、公務員になって行政の一環でしか行えないのが現実です。

ですが、大きな政府、小さな政府とよく言われますが、行政だけで社会をよくするための隙間のサービスを埋めて、よりよい社会に変えていけるでしょうか。選挙を介して、政治家を選出して、巨大な組織、国や地方を動かすわけですから、予算の限りなどを考えると優先順位のもと、時には事業仕分けされたりして、長いプロセスが必要です。今、変えなければ!という熱い思いはその間に覚めてしまうかもしれません。日本がもっとよい社会になるために、NPOのような活動がたくさん必要で、社会全体がそのような活動を支えよう!という意識が重要なのだと思います。

現在NPOの活動をしている方も、自分の活動はとてもよい活動をしている!という自負をもってやられていると思いますが、よりたくさんの人の共感を得て、支援してもらうということが大事になってきます。

非営利の活動で社会をもっとよくしたい!と思う方、是非ご一読あれ!!

【参考リンク】
ファンドレイジング道場
非営利組織(NPO)の寄附・助成等を獲得するための資金調達ノウハウについて、日・米・インドネシアでの筆者の経験や取材結果を掲載します。自らを鍛え上げる場であるという意味で、「道場」という言葉を使っています。皆さんのご参加をお待ちしています。



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