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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2012年6月28日

英国でインターネット接続ができなくなって

先週の金曜日出張から戻ったらインターネットがダウンしていた。まずマニュアルに従い、ルーター、ラインのチェックを行う。ルーターの再起動は合計で50回くらいやりましたよ。インターネットがつながらなくなった時に不便を感じたのは固定電話を持っていないことです。固定電話がないと、電話回線がそもそもダメなのかどうかを確認できないからです。まぁテクニカルなことはさておき、英国でインターネットが接続ができなくなったときに、僕がどのように回復させたのかを記録します。

結論から言ってしまうと、金曜日の14時につながらなくなり、土曜日の朝7時にISP(インターネット接続会社)に電話し、火曜日の朝9時に復活しました。

英国では、サービス提供会社との連絡のほとんどは、「電話」で行われます。メールとか、WEBで受けつけてくれると本当は便利なんですが、「電話」でやらなければなりません。英語でやらないといけないと思うとそれだけでストレスなんですが、そういう方のために事前情報があれば、ある程度お役に立てるのではないかと思います。

まずは、契約者情報の確認が行われます。これは日本でも一緒ですよね。ポストコード、契約時のデビットカード下4ケタ、あと今後のやり取りのためのパスワードを設定。(今後はこのパスワードが聞かれます)

次に契約時に送られてきたマニュアルの手順をやらされます。ルーターのメーカーを聞かれました。メーカーによって手順がことなるからだと思います。そしてそのシリアルコード。僕は電話する前に全部やったと言ったのに、念のためやらされます。ルーターのランプは何がついているか、再起動する、電源を抜くとかです。

ISP会社から送られてきたケーブル、マイクロフィルター(小さな箱型の機器)がきちんと接続されているか、それ以外のものが電話回線のメインソケットに接続されていないか、電話回線はBTのものか、などなど、聞かれますので、電話する前にある程度調べることをおススメします。

これが終わったら、やっぱりラインがだめかもねと言われます。ラインを予備のもので試してほしいといわれます。そんなものはありません。じゃあ、送るよといわれました。ただし、1週間はかかるといいます。この時に怯んでしまってYESといってしまって電話を終えてしまったのは失敗でした。。。

結局インターネットが1週間もつながらなくなるのは困るので、やっぱり電話しました。予備のが見つかってやっぱダメだったといいました。そしたら大体わかった、念のため電話でトーンが聞こえるかと聞かれました。いやぁ、電話は使ってないのでわからないと答えると、どっかで買ってきて試してほしいといいます。それか隣の家から借りてくれと言われました。いやぁ、無理でしょ。ここでその日に解決できないことが確定して、翌日になんとか電話を手配して、やると悲しいほどにトーンはありませんでした。それで電話すると、またある程度同じ質問をされ、さすがにうんざりしてきたんですが、粘り強く耐えると、ようやくエンジニアの手配のところまできました。長々と話されます。内容は、キャンセルしたら費用はお客負担になるとかそういう、利用上の注意みたいな文章を読み上げられるのです。当然、難しい内容で早いので、よくわかるはずもないのですが、YESと言いました。どうでもいいから早く手配してほしいと心の中で叫びます。

翌日の約束の時間、想定よりも早くエンジニアが登場。うれしかったですよ。英語が通じてたんだ!とインターネット接続と無関係なところでガッツポーズです。それでエンジニアが2秒で、これエクスチェンジャーの接続が間違ってるっぽいなといいました。僕的には、最初からその線を疑ってたよ、独り言をいいます。で、エンジニアがボードのチェックに行って戻ってくると無事回復しました。誰かが間違ったんだな、と他人事のように論じ、インターネットがつながらなかった期間に不当な請求がきたら支払うべきではないとアドバイスをくれました。ふーーん、ん?とクエスチョンマークですよ。

そうなんです、このクエスチョンマーク。誰かのせいでインターネット接続ができなくなっただけでなく、電話代の不当請求される危険性にもさらされていたのです。さらに!、なんと電話の請求書を自分でチェックして、不当請求であれば、また電話して自分で不当部分を払わないクレームをしなければならないのです。ものすごい時間と、労力。がががーーん。

そうなんです。この国は、不当な扱いを受けたものは声を大にしないと誰もなにもしてくれないのです。誰も何もしてくれません。2回言っちゃいました。そのバックグラウンドが前提にサービスが設計されているので、外国で生活するというのは何か問題が起こるとものすごいパワーを要するし、声を出さなければ、正当なサービスは受けられないのです。

逆に声を出せば、日本人であっても英国人と同じようなサービスを受けられます。ここがすばらしいとも感じます。余談ですが、インターネットが直った5日後に、代替用のラインとマイクロフィルターが送られてきました(さすがに電話は送られてこなかったけど)。



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