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  毎日にもっと楽~を! BLOG Tokyo

2009年10月25日

重力ピエロを観た


映画「重力ピエロ」を見た。原作は井坂幸太郎で2006年に読んだが、文学青年のニイクラさんが井坂幸太郎の作品で一番気に入っているのがこの「重力ピエロ」だ。小説はかなり面白いし、奥深い。僕はデビュー作の「オーデュボンの祈り」が個人的に気に入っている。

さて、この映画「重力ピエロ」、すでにDVD化されていてレンタルできますが、原作に忠実によく作られています。そしてストーリーが軽くならない味な演技で、思わず涙。見てよかったと思えるできばえです。

井坂幸太郎は、オーデュボンの祈りで登場する「さくら」というキャラクターを通じてもうかがえるのだが、法による裁判など当事者以外の第三者が、本当に罪あるものを裁けるのか、という問題提起をこれらの作品で投げかけている気がします。東野圭吾の「さまよう刃」でも同様の問題意識で書かれています。



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